波佐見事業計画5 非営利版「小学生向けこども食堂 and 中学生向け無料塾」

2016.02.21 Sunday

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    私は、この1年ほど東京にて中学生向けの無料塾でお手伝いしている。
    子どもに勉強を教える経験はさほどしていないため、
    満足に学習指導ができているとは言えないのかもしれない。
    けれども出来ないなりに問題の解答や、参考書を頼りに、教えているつもりである。

    その塾では、中学生の子どもたち20人以上が、毎週日曜日3時間学習するために集っている。
    一般の塾に行けない理由がある子どもたちだけなので、
    片親だったり兄弟が多かったり、何らかの家庭環境に問題を抱えていたりする。

    子どもたちに一年間過ごしてきて感じたことは、学校と家庭の行き来以外に
    居場所になる拠点が非常に少ないという事実である。
    両親が共働きの核家族である場合、学校の友達がいなければ、
    学校の授業以外で、日常で会話をする機会はほとんどないといっても過言ではない。

    友達とLINEやツイッターなどのSNSで会話をしている子どもは多いが、
    その会話で、日常に抱えているストレスを解放できている子どもが
    どの程度存在するのだろうかと考えると、結構厳しい状態を考えさせられる。

    そのまま中学校、高校、大学と育っていったときに、
    さらに職場環境がギスギスしていたのならば、
    温もりのある家庭環境を築くことも容易ではないと言えるのではないか。

    そこまでの将来を面倒を持つことはできないまでも、
    子どもの居場所を作ることは地域の大人にとって、
    今後の社会をより良くするために必要不可欠な仕事ではないか、
    そう考えてこの事業を立案したい。

    ⚪コンセプト
    地域の大人が集って、地域の子どもたちにおせっかいをやく寺子屋。
    勉強したり、食事をともにしたり、子どもも大人も年齢に関係なく、
    コミュニケーションを図れることを第一義とする。

    ⚪実施拠点
    波佐見町折敷瀬郷 波佐見中学校周辺
    (可能であれば一軒家が望ましい)

    ⚪この拠点の存在意義
    1.子どもの居場所
    地域の子ども達が何の気兼ねもなく立ち寄ることのできる場所である。
    ご飯やおやつを提供することによって、子どもの笑顔が見られる場所は、
    地域の大人にとっても活力を得られる場所になるはず。

    2.子どもの勉強意識付けのきっかけ
    子どもが勉強をする場所は、学校なり塾だけになっている現在、
    家庭でこもって勉強する姿勢を持っているのは、
    先天的、もしくは家庭が勉強をする環境にある子どもに限られる。
    勉強をもともと好きではなかった子どもであっても、
    何らかの動機付けが得られるような仕組みを取り入れた場所でありたい。

    3.子どもに対してサポートが必要な親御さんの居場所
    少子化、核家族化、共働きの親が増えて、子どもに対して悩みを
    抱えた際に相談できる場所は、どんどん少なくなりつつある。
    学校や塾の先生も、保護者に対するサポートを行う余力は減っている。
    だからこそ、親御さん同士が気軽に相談できる場所が、
    地域に存在することで、日常的な負荷軽減につながることは、
    地域コミュニティにとっても潤滑油に働く可能性が高い。

    4.子どもを抱える親同士のコミュニケーションの場
    子どもを抱える親同士は、その人々たちだけで群れることが多いことを感じる。
    しかしながら、そういった環境では、所得や属性など限定的な
    ネットワークに固定されがちで、新しい人々が入る敷居が高い。
    また開かれたネットワークでなければ、周りからの支援も受けにくい。
    親同士がコミュニケーションを行う環境に、
    親以外の属性をもった地域の人々が参加することで、
    様々な新しいつながりが生まれ、子どもをきっかけに、
    新しい取り組みが増えていけば、長い時間をかけた地域活動が
    生まれる可能性も高まっていく。

    5.子どもが地域の大人と出会える場
    現代の子どもたちは、地域におけるコミュニティーに参加する機会が減っている。
    子どもの数自体が減少するなかで、子どもを取り巻く地域活動も減った。
    だからこそ、子どもを支援する環境をきっかけに、
    子どもに触れ合う機会をもたらすことは、地域の大人にとっても若返りを期待できる。
    自らの子供や孫世代の人々に触れ合うことで、社会性が乏しくなった
    人々が、地域に再び溶け込むきっかけになる可能性がある。

    6.大人が子どもに自らの知識・知恵を教える環境
    数十年前まで地域の大人が、子ども達を叱るのは当たり前の光景だった。
    登下校する子ども達に「おはよう」「おかえり」と声かけをする大人が地域に存在した。
    しかし、様々な社会環境が変化した結果、子どもに当たり前に接する大人は減った。
    声をかけるのも直接ではなく、学校や行政などを通しての意見と変化していった。
    そんな間接的なコミュニケーションではなく、直接当事者間が、
    コミュニケーションと取り合えるきっかけとして、この拠点を使って欲しい。
    大人が子どもに理解されるような言葉を日常に使える地域社会は、
    人々に対して思いやりを持てる雰囲気が多分に溢れているはずである。


    7.地域課題を語り合う場
    子どもは、大人が思っている以上に社会のことを凝視して、周囲の課題について考えている。
    そんな日常の気づきを拾える場所として、この場所が活用される時、
    大人は子どもに対して、上から目線ではなく対等な立場として接することができる。
    自らの意見を汲んで動く大人がいることを知った時、
    子ども達は大人を信頼し、社会を信頼する。
    そんな経験を小さくても積み重ねていく拠点でありたい。
    子どもに自らの背中を見せて、
    恥ずかしいと思わない大人が増える地域は、面白い取り組みが生まれる。
    子どもに自分がやっていることを語れない大人が多い地域では、
    子どもは大人になるに従って、その土地を離れていく。
    大きなトレンドを作るには、まずは小さな感謝の気持ちから。
    まずは、お手伝いに来てくれる大人にお礼を言える子どもを増やすことを目標としたい。


    ⚪実施形態
    A.こども食堂
    フェーズ1:小学生向けこども食堂
    小学1年から小学6年生向けに学童保育の一環として無料での夕食提供を行うこども食堂を運営。

    対象となるこどもは参加費無料、その保護者は300円で1食を提供。
    毎週1回の開催で、月に4回の開催。(毎週開催曜日をずらしていく)
    実施時間帯:平日18時から20時

    食器・食材提供、調理スタッフについてはボランティア提供を募る。
    支援会員には一口月額500円を負担いただく、150人の支援者獲得を目標とする。
    (個人会員一口から、法人会員は十口から)

    食事提供者は毎回30人(うち有料10人)
    食材費一人当たり400円設定(無償提供食材を除く)→月間36,000円
    水道光熱費実費月間5,000円
    会場費月間10,000円(@2500×4回)
    告知ビラ作成費月間10,000円(@10円×1回×1000枚)
    当日備品代月間8,000円(@2,000円×4回)
    予備費月間6,000円

    調理ボランティアは毎回5人、子ども対応ボランティア3人
    食材提供ボランティア毎月5軒(農家・商店・企業)

    フェーズ2,3,4は参加者のニーズに応じて随時展開
    (対象となるこどもの年齢を増やし、開催日を増やすことを想定)

    B.無料塾
    フェーズ1:中学生向け無料塾
    中学1年から3年生向けの学習サポートが必要な子ども向け無料塾。
    目標:受講生全員の県立高校合格を目指す。

    生徒からの費用負担一切なし。
    週1回日曜日17時から20時開催。
    基本指導科目:英語、数学、国語(ボランティア人員に応じて理科、社会も対応)

    原則として使用教材は無料提供学習プリントとする。
    また無償提供いただいた市販教材を著作権の使用範囲内に限って使用。

    想定生徒数:15名
    プリント作成費:7,500円(@10×10枚×15名×5回)
    会場費:7,500円(1,500円×5回)

    月間想定登録ボランティア数:20名
    (月2度参加を想定し、各回7〜8人にお越しいただければ)

    開始当初からの生徒数確保、ボランティア確保は難しいことを前提として、
    同人数比率で少しずつ増やしていくことを想定。


    ボランティアについては、以下3つのサポートを呼びかける。

    1.実際に学習指導を行ってくださる方
    →名簿としては50名程度を常に維持する。
    2.運営資金サポートを行ってくださる方
    →月額20,000円以上の資金サポートを維持する。
    3.生徒およびボランティア募集に当たる広報サポートを行ってくださる方
    →5名程度の親御さん、経営者、教育分野経験者のサポーターを維持する。


    フェーズ2,3,4は参加者のニーズに応じて随時展開
    (小学、高校、社会人を対象としての学習支援に拡大させる)


    今回の事業案は、内容を盛り込みすぎたので、内容が拡散しました、
    実際に活動に携わった経験として、今後無料塾について、
    より綿密に計画を行います。

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