波佐見温泉が全国に定着するのは100年後かもしれない。

2014.12.17 Wednesday

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    このブログもこれで10記事目。
    波佐見を褒めるばかりではなく、外からの目線で課題も上げてくれないだろうか。
    そんなご意見がなんとなく聞こえてくる気がしたので先手を打っておきます。


    (写真は波佐見町観光協会ウェブサイトよりお借りしました。)
    はさみ温泉 湯治楼さんには、波佐見滞在の度にお世話になっています。
    温泉好きの私を、田圃や山々の緑溢れる景色は、
    露天風呂の程よい温度と相まって、心身ともにリラックスさせてくれます。

    お隣で作られている石窯ピザもとっても美味しく、今後の温泉地としての可能性は十分感じます。
    来年には、温泉近隣地にこれまで波佐見になかったホテルも完成するようで、
    観光客が滞在しやすい環境が着々と進むのは、部外者にとっても嬉しい事実です。
    そもそも、石原裕次郎をイメージしたと思われるこの温泉施設の名前がなかなか良いです。

    と、上げるところまであげましたが、まだまだ波佐見温泉は、発展途上です。
    1200年前に弘法大師が立ち寄り、地に立てた錫杖から湧出したという伝説が残るほど歴史ある温泉です。
    http://www.town.hasami.lg.jp/yakuba/kyouiku/tizu/naiyou7a-14.htm
    しかしながら、現在2012年に完成した、この日帰り温泉施設しか、
    波佐見温泉を楽しむことが出来ない状態で、
    全国各地にある新興の人工的に掘った温泉地と大差ない雰囲気しか持ち得ないのが現実です。

    私は、昨晩以下のウィキペディアページで数えたところ、
    北海道から沖縄まで、少なくとも76箇所の温泉地を訪問しています。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/日本の温泉地一覧
    この中でもう一度行きたいなあと、温泉地や風呂の情景が思い浮かんでくるのは、
    3分の1程度ですが、何れもその場所に歴史を感じさせるものでした。

    兵庫県の武田尾温泉、山口県の俵山温泉、大分県の杖立温泉、
    これらはその土地に、ただ温泉を求めるためだけの湯治場と呼ばれる部類に入るのでしょう。
    観光地に付随する温泉とは違う趣きは、歴史ある波佐見温泉の今後に、活用できるはず、私はそう睨んでいます。
    何故ならば、日本人の精神にまで温泉地が影響を与え、
    訪れた人々の脳裏に湯船が浮かんだら、もはや広告を打って人を呼ぶ必要がなくなるからです。

    もちろん、そこに至るまでには、並々ならぬ努力がいることは間違いありません。
    その苦労は、黒川温泉で、家族にも反対されながら、
    洞窟風呂を掘り続けた後藤哲也さんにお話しを伺えば、その一端を感じられるでしょう。

    現実、毎週末たくさんの佐世保ナンバー以外が駐車場に止まっている、はさみ温泉湯治楼。
    この往来を絶やさず続けていくには、関係者の方、役場の方、地域住民の方、利用者の方、
    それぞれが波佐見温泉を如何に「日常化」させていくかに賭かっていると私は考えています。

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