波佐見農家、そして日本の農家を象徴する野口正憲さん

2014.12.20 Saturday

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    波佐見の農家さんである野口正憲さんは、過去牛を飼われ、
    現在は一定の規模ある田んぼにてお米を作られています。

    (片山さんと野口さん)

    今年、間も無く収穫できるという時期に、野口さんの水田の稲の一部は、
    価格調整などの要因により、青田刈りをされ、収穫されぬままに終わりました。
    それまで精魂込めて育ててきた稲を立派に実らせてやることが出来ない無念さは、ただ切ないものです。
    もちろん、そうしないと補助金が得られないという明確な理由はあるとしても、
    自然と共生していると考える人間だとしたら、幾分心が痛むでしょう。
    青田刈り
    そもそも論を言えば、農業なんて、自然に対して人為的に影響を与え、
    実の良いところだけを掠めとっていく産業ではないかとの指摘もあるでしょう。
    ただし、アメリカの大規模農園から、日本の家庭菜園にまで言えることですが、
    目先の収穫だけを求めて行動すると、その農場は荒れ、数年間で全く作物が出来なくなってしまいます。
    長い間、持続的にその土地から実りを得るためには、
    しっかりと自然と共存できる装置を作り、自然と付き合う日々の作業を行う必要があります。

    野口さんは、牛を処分せざるを得なくなったことも、
    今お米を作っている水田の一部を区画整理によって手放さざるを得ない状態であることも、非常に悩まれたそうです。
    もちろんそのことの対価が得られるが果たしてそれが本当に良いことなのだろうかと。

    農業従事者の減少と後継者途絶、自由化の推進による海外農産物の輸入量増加、
    農業支援団体の無力化、食の多様化、日本の農業を取り巻く環境は、
    行く末を遮る課題ばかりが山積している状況です。
    そんな中でも、長年農業に従事してきた方がいるからこそ、
    日本各地に田んぼがあり、畑があり、日々安心して口に入れられる農産物をスーパーで買えるわけです。
    政府の政策に毎年翻弄される農業では、良い土地は維持できないし、
    良い農産物を継続的に作り続けることもできません。
    野口さんは、長年に渡って農業政策の移り変わりに年々変化を余儀なくされ、
    農産物の品質改善に向けるための時間を、
    補助金確保のための書類作成やその要項収集に追われてきました。

    いつまでも安心して安全な食べ物を手元に欲しいと思うならば、
    野口さんのような農家さんを少しでも直接支援する術を消費者が作らなければなりません。
    水と安全は無料と言われた日本ですが、頻発する食品トラブル、
    円安進展や発展国の消費高度化による食糧供給の減少による、
    輸入量の減少は避けられる事態ではありません。
    この遠因は、食べ物についてしっかりと個々人が考えることなく、
    役所に長期プランを委ねきっていたことにあります。

    私は、野口さんに国や自治体の補助金の話を聞くのではなく、
    飼われていた牛のこと、作られている野菜のこと、
    米を届けているお客さんのことを沢山伺いたいと思います。
    それが最大の農家支援になると私は考えています。

    JUGEMテーマ:農業・アグリビジネス
    コメント
    添削= 畉能蕕痢嶌鯒」でなく「今年」です。◆瓧傾毀椶よく分からないよ。

    =写真をオレの写真からとると番号はP1020764〜1020767マデを、もう一枚UPして下さい。
    深澤さん
    毎度ご指摘ありがとうございます。
    修正しました。
    ただ、まだまだ思ったことを書けていません。
    それは野口さんとの対話が不足しているからです。
    正月にゆっくりお話しできればと思っています。
    • by 城後
    • 2014/12/20 12:26 PM
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