波佐見事業計画4「なりわい業が集う日本茶カフェ」

2016.02.14 Sunday

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    先日同じ長崎県東彼杵郡に属する東彼杵町に町がお金を出して、
    農協の倉庫を改築して開かれた「ソリッソ・リッソ」が存在することを知りました。
    そこはカフェ、革細工店、雑貨店の複合施設です。
    農協倉庫の基本的な作りはそのままで、若い人にも違和感なく木目を露出させ、
    手作りのぬくもり溢れる建屋環境を生かし、
    こだわりを持った店主が、お客さんの居心地良さを追求されています。

    木製の机、椅子、大八車の車輪、薪ストーブ、農業倉庫時代の備品など、
    様々なレトロな備品が備え付けてあり、昔を知らない人々にも、
    懐かしさを演出するためのさりげない仕掛けがなされています。

    この施設ができた経緯については、東彼杵町の広報「ひがしそのぎ」2016.1月号に詳しいです。
    http://www.sonogi.jp/pdf/kouhouyou/H27/h28-1kouhou.pdf

    藤澤恭匠氏が代表を務めるまちづくりグループ「長咲プロジェクト協議会」が中心になって、
    町役場、町民など地域に関わる人々が広範囲に協力して、
    地域に活気を蘇らせることを目的として作られた場所が「ソリッソ・リッソ」なのです。

    波佐見町にも、多くの町が関わった施設、外部からやってきた人が作った施設など、
    多くの魅力的な施設が増えていますが、外部の力と、住民の人、そして行政が
    有機的に連携した場所はまだまだ多くはないのではないかと、
    この「ソリッソ・リッソ」の雰囲気やコンセプトを知り、大きな問題意識を感じました。

    別に、同じ東彼杵郡として二番煎じを行う意図ではありませんが、
    このような生業(言って見れば手仕事)を肝にした飲食店が存在する意味は、
    その地域に大きな貢献を果たすものとみて、以下事業プランを計画してみました。

    ○コンセプト
    この土地に住む人が生業(自らで食べていくための最低限の仕事)を持ち寄って、
    その商品・サービスを販売・展示する拠点としての飲食店を作る。
    古くから存在する建物をリノベーションすることにより、その地域が紡いできた
    歴史に根ざした懐かしさを感じさせる土壌を元に、老若男女の人々が、
    地元民、部外者を問わず立ち寄りやすいサロンとなることを目指す。
    飲食中心の素材や器などについてはできるだけ地元のものを活用する。

    ○営業場所
    現在選定中
    有力候補地:長崎県央農業協同組合内農業倉庫(長崎県東彼杵郡波佐見町折敷瀬郷2117)

    ○営業の目的
    1.なりわい業の活性化
    土地で作られた食べ物、家具、衣料品などの販売を行いつつ、
    その生産者と購入者が直接交流を行えるカフェを主軸とすることで、
    これまで自らで商売を行うことがなかった人々に、サービス意識を身につけていただく。
    その事業を通して、できるだけ多くの地域の人々が自らの得意分野で、
    生計を立てることができる見通しを感じてもらうことを大きな目的とする。

    2.地域住民と観光客の交流促進
    この拠点は、まずは地域住民以外の方に対して
    サービスや物品を販売できることを念頭に質を確保する。
    しかしながら、地域住民の人々が定期的に来訪できるように
    フリーマーケット、朝市、夕市など食品、必要雑貨品の販売についても
    随時実施することで、意図しない観光客と地域住民の接点を作り出すことをその目玉とする。

    3.小規模な文化・学習場所の確保
    文化行事、勉強会などといった生涯学習拠点としての役割担えるように、
    必要な機材、スタッフ、情報発信能力を備えておく。
    このことで、様々な地域活動を参加者以外に認知させる場所としての役割を
    発揮できる仕組みとして活用されることを目指す。

    4.波佐見焼を使った食卓文化発信
    波佐見焼のディスプレイスペースとして、
    実際のその食器が使われていることを前面に出した飲食店はあまり多くない。
    カフェ店内で使われる食器は全て波佐見など地域産品を活用することにより、
    その魅力を観光客、加えて住民の方にも再発見していただくことを目的として、
    様々なコンセプト提案を行っていく。東京にある百貨店に負けないレベルで
    季節の催事が行われることを一つの目玉としたい。

    5.住民間コミュニケーションの活性化
    これまで飲食店がサロンとして活用されている事例は、
    波佐見町内においては決して多かったとは言えない。
    この拠点は談話室としてサロン機能を前面に出すことにより、
    様々な住民活動の結節点としての活用を念頭に置く。
    老若男女の住民が参加できるような非営利活動を支援することにより、
    多くの団体のサブ活動拠点としての
    役割を果たすことを目的としたい。

    6.使われなくなった家屋にある家具の再利用
    建物自体も、地域に古くから存在するものを活用し、
    現代の人々を惹きつけるような見せ方にリノベーションする。
    そこで使われる什器については出来る限り、
    これまでどこかの家屋で使われていたものを再利用する。
    この拠点をリサイクル商品の展示場所とすることで、
    地域においても古いものを再活用するきっかけ作りにできるような工房を併設し、
    手先の器用なスタッフの指導により、様々な家庭においてモノを大切にする機運を高める発信拠点とする。

    7.サービス業創造支援
    企業においてモノを売っても恒常的な利益確保が難しくなり、
    製造業従事の正社員が減少するなか、これから求められのは、
    一般市民の日々に彩りを与えるサービスを生み出して、
    常時お客様視点で提供できる仕事をする人であると定義する。
    そういった社会的な価値を持つ人々を少しでも輩出するために、
    様々な事業にチャレンジできる場所であることをこの施設の大きな目的とする。
    サービス業に従事することの意味を、実際のお客様に触れて、
    さらにその問題点を洗い出せるような研修の機会を随時提供することで、
    この拠点を活用してサービス意識の高い地域住民が少しでも増えることを将来的な目標とする。

    ○運営スタッフ
    日本茶カフェ1社、なりわい業運営4社からスタートする。
    各店常時2名のスタッフでサービス提供する仕組みとする。

    ○初期コスト
    土地建物貸借は10年間無償契約。
    建物改修費予算500万円
    (私的負担51%・公的負担49%とする)

    ○営業品目
    日本茶カフェ
    食なりわい店(手作り食品販売)
    衣なりわい店(手作り衣料・靴・アクセサリー販売)
    住なりわい店(手作り家具食器販売)
    遊びなりわい店(上に属さないモノ・コト販売)

    ○来店者数想定
    カフェ 240人
    なりわい店 500人

    ○営業時間
    9時から20時(店舗によって前後あり)

    ○営業日
    月1回閉店以外全日営業

    ○想定月次売上
    カフェ 500円×2人×12組×10時間×30日=360万円(月単位)
    なりわい店物販 1000円×10人×10時間×30日=300万円
    なりわい部サービス 1000×5人×10時間×30日=150万円

    ○想定労賃
    人件費 900円×12時間×10人×30日=324万円(月単位)
    ○想定光熱費
    総計20万円(月)
    ○想定家賃費
    1店舗5万円(月)
    ○想定宣伝費
    総計15万円(月)
    ○想定材料費
    総計50万円(月)

    ○想定粗利益
    総計350万円(月)

    1店舗あたりの利益については、営業継続期間によっても、
    店舗構成によって大きく左右することが考えられるため、 あくまでの全体としての目安として上記を当初設定とする。

    以上、飲食店就業経験のない私の予算感は粗々です。


    JUGEMテーマ:飲食店の経営・販促・マーケティング戦略
    コメント
    間違って下に記入しました。
    深澤さん
    いろいろなプランを練るうちに、何が波佐見の問題で
    何が波佐見の可能性かを考えております。
    そのうちに必ず何かをやりますが、
    まずはあたりをつけております。
    加えて、町の方からのリアクションを楽しみにしております。
    こがんとイカンの声があがるほど、その事業に可能性が見えてきます。
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    • 2016/02/15 8:57 AM
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