波佐見最大の強みは、ここで生活する人々の若々しさ。

2017.06.05 Monday

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    私が、波佐見町で生活を始めて1年以上が過ぎました。

    色々な仕事に携わらせていただき、

    いろいろな地区でいろいろな住民の方とお話をしましたが、

    総じて感じたことは、皆さん「気持ちが若い」これに尽きます。

     

    もちろんながら、私が生活している地域の行事に一番参加します。

    飲み会、スポーツイベント、会議、道路愛護活動、etc・・・・。

    自らの年齢よりも若い人には負けられないと、

    気持ちを前面に出す方が本当にたくさんいらっしゃいます。

     

    私が生活していた東京とか、山口とか、広島とか、

    福岡などの人々との比較でしかないので、

    私の主観によるものかもしれません。

    しかしながら、本当に負けん気のある人々が多いのです。

     

    その筆頭は、今年9月で74歳になられる一瀬町長。

    今朝ちょっと肌寒かったのですが、

    半袖短パンでウォーキングをされている姿をお見かけしました。

     

    飲み会にしても、議論にしても、スポーツにしても、

    自分よりも若い人と遭遇する場面になると

    燃え上がって、闘争心をむき出しにする高齢者が、

    本当にたくさんいらっしゃいます。

     

    いろいろな要因があるのでしょうが、

    歴史的に自主独立した気構えがあるように感じます。

     

    波佐見町は、近隣地区で珍しく海に面していません。

    そして街道沿いでもなく、古来大きな領主が、

    拠点を置いていた土地であったことがありません。

     

    だからこそ、自らのことは自らでやる、

    その精神が強かったからこそ、400年以上に渡って

    日常食器を生産し続けていますし、

    他者に頼ることなく、自らでマーケット開発を行っています。

     

    農業生産が行いやすい土地ではないので、

    多数のため池を作り、水利も自らで改善しているのです。

     

    大村藩に莫大な寄付をした深澤儀大夫も、

    足軽の次男坊だったため、他国放浪したのちに、

    鯨捕りに出会い、身一つで出来る仕事だからと、

    その魅力に取り憑かれ、当時を代表する捕鯨業を営むことになります。

     

     

    もちろん、その最大の強みにも弱点があります。

    それは、新しい世代が出てきた時に、

    さっとバトンを渡して自ら舞台を退くことができるか否かです。

     

    自主独立であればあるこそ、自らが切り開いた人は特に、

    新しい世代が勃興した時に、「そんなんじゃダメ」と、

    苦言を呈し、後進を譲らないケースもありうるでしょう。

     

    しかし、それを続けていくと、

    変化していく社会情勢に乗り遅れてしまい、

    道を踏み外してしまうこともあるかもしれません。

     

     

    ただ、私自身が体感する波佐見の優れた人々は、

    皆さん、その按分をわかっていらっしゃるので、

    最初は「お前さん、まだまだだな」と声をかけられるも、

    それに負けずと努力を続けていれば、「大したもんだな」と言って、

    努力を認め、後進に道を譲るサポートをしてくださいます。

     

    こうやって脈々と、波佐見の伝統が受け継がれているのだろうと、

    一年間様々な方とお話をさせていただく中で、

    おぼろげながら見えてきた景色があります。

     

     

    私自身、まだまだ「大したもんだな」と認めていただくような、

    実績を全く残せるような努力ができていません。

     

    だからこそ、まずは波佐見に多大なる貢献をした人々を

    追いかけていく勉強をしたいと思います。

    波佐見の歴史に大きな影響を与えている大村藩を含めて。

    波佐見田んぼ

    JUGEMテーマ:田舎暮らし

    コメント
    毎度よくできているエッセーです。先ず今の状況を文にして残すといいですね。10年もすればもっと波佐見を面白くできます。ガンバって!
    深澤さん
    ありがとうございます。
    今の状況はなかなか書きづらいとです。。。
    立場柄。
    • by 光
    • 2017/06/05 8:04 PM
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