波佐見町の財政を25歳バイト君の生計に例えてみました。

2014.12.14 Sunday

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    今日は、衆議院議員選挙・最高裁判所裁判官審査の投票日ですね。
    投票は終えられたでしょうか?
    平成21年8月の衆院選では、77.5%と高い投票率だった波佐見町の有権者の皆さん、
    結果が分かっているからツマラナイではなく、政権与党に賛成か、反対か、
    二択の分かりやすい選挙だと思いますので、まだの方は午後8時までに是非投票所へ!
    と、前振りしたにはもちろん訳があります。
     
    選挙の時は、町民の方も政治に関心を寄せるはずです。
    しかしながら、足元の町政に関心を寄せる人がどの程度いるでしょうか?
    以前私の別のブログで、波佐見町の総合政策について取り上げると、
    誰も読んでくれそうにない施策を取り上げてくれてありがとうと、
    町の職員さんが仰っていたと、深澤さん経由で言付けを頂戴しました。

    それほど、自治体の政治には、結構皆さん無関心なのですよね。
    そこで、波佐見町の一般会計を家計に例えて、ざっくりと解説したいと思います。

    平成26年度の波佐見町の一般会計当初予算は53億8700万円です。
    昨年度よりも2%減っています。とはいえ、年金・介護・上下水道などの
    特別会計の総額を加味すると、昨年度よりも微増しています。

    ちょっと話がややこしくなるので、以下の解説は全て一般会計で統一します。
    出所はすべて波佐見町ウェブサイトからの数値を元に適宜四捨五入を行っています。

    町の予算規模だとちょっとピンと来ないので、わかりやすくするために、
    波佐見町の財政を25歳フリーターの一人暮らしの波佐見君の年間予算に例えてみます。
    予算53.87億円を半分に割って桁を調整し、年間所得269万円に設定。
    これなら、月の予算が22.4万円。なかなか身近な数値になるのではないでしょうか?

    25歳波佐見君の平成26年度(予算269万円)の年間計画
    ⚪︎収入の部
    給与収入:64万円        (月53,000円)   →町税を想定
    家族の仕送り:124万円(月103,333円)→国からの給付を想定
    祖父の仕送り:25万円  (月20,833円)→長崎県からの給付を想定
    借金:16万円              (月13,333円)→町債を想定
    雑収入:41万円           (月34,167円)→前年交付税繰入れなど
     
    ⚪︎支出の部
    食費:34万円                        (月28,333円)→人件費を想定
    年金・健康保険支払い:57万円(月47,500円)→扶助費(社会保障)を想定
    ローン返済:36万円               (月30,000円)→公債費を想定
    家賃負担:62万円                  (月51,667円)→物件費・建設費を想定
    税金・町会費等負担金:41万円(月34,167円)→補助費(消防・福祉給付金等)を想定
    雑費:36.6万円                     (月30,500円)→繰出金(介護保険・後期高齢者医療補助等)を想定

    ⚪︎ローン残高
    323.3万円→地方債残額を想定
     
    予算ありきで想定しましたので、実際に波佐見君が現実社会にはいないでしょう。
    バイト生活にしても低すぎますし、仕送りもこんなに貰えないでしょう・・・。
    ただ、それが役所の現実だということを多くの人に知ってもらいたいと思います。
     
    波佐見町の借金総額は国に比べても現実的で、もう少し辛抱すれば完済できそうです!
    なお、上記の数字はあくまでも財政などの知識のない私の独断の数値です。
    波佐見町職員さんがきちんとわかりやすくまとめた資料はこちらから参照可能です。
    波佐見町に限らず、自主財源で地方自治体の財源ほとんどをカバーできている自治体は
    ほとんどなく、国や県の負担金にその収入の大半が占められているのが現実です。

    改めて、家計レベルで考えてみると、本当に町を運営していくことは大変だと感じます。
    結果的に、役所でできる市民生活のサポートは本当に必要最小限にならざるを得ないのです。
    それはそれ相応の負担をできていないから当たり前とも言えるかもしれませんが。

    この現状を踏まえてみると、一瀬町長が企業誘致に積極的に取り組んで税収を増やし、
    新産業創出や定住促進に力を入れて若者人口比率を高め、
    社会保障費用を想定的に減らそうと尽力されている意味がよく分かります。

    国は様々な利害が複雑に絡んでいて、その支出も収入経路も複雑なので分かりにくいのですが、
    いざ波佐見町財政の観点から役所の予算を考えてみると、
    政治の仕組みも少しはクリアになってくるのではないでしょうか。
    これだけ国庫支出に依存している国に逆らえる自治体はほぼ皆無だということも。

    また、今回は紹介を端折りましたが、波佐見町一般会計予算53.87億円に対して、
    特別会計にて国民健康保険18億円、介護保険12.8億円、上下水道8.3億円の
    予算規模があることを忘れてはいけません。
    日本全国で顕著になる高齢化社会の進展は、波佐見町でも避けることができません。

    波佐見町

    改めて、波佐見君の登場で気がつきましたが、町役場にできることは限られていて、
    どんな町をこれから築いていくかは、町民みなさん一人一人の行動に掛かっているのですね。
    東京都北区に生活する私も、自らの自治体のことをもう少し考えてみようと思います。
    JUGEMテーマ:政治
    コメント
    オレは財政のことがさっぱり分からんです。光ちゃんは良く知っているね。
    深澤さん

    私もよく分かっていませんよ。
    少しずつ勉強しないといけません。
    • by 城後
    • 2014/12/14 3:02 PM
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