波佐見の音楽文化発信源は、JAZZバーDougのオーナー立石さんにある。

2015.05.11 Monday

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    波佐見で、九州一番の文化価値はなんだろう?
    陶器ではない。歴史でもない、JAZZだ!
    何しろ東京など遠方から著名なプレイヤーが、
    九州に来た際には、演奏させてくれと、わざわざ電話を掛けて依頼し続けるお店なのだから。
    それは、立石オーナーが、音楽に対する愛情を惜しみもなくプレイヤーに還元しているからに他ならない。

    また、立石さんは、一度議会で取り壊しが決まった、
    波佐見町立中央小学校講堂保存運動の立役者でもある。
    平成4年から、この講堂の価値に気がつき、町議会決議が出て、行政当局が解体を進める中で、
    音楽著名人をキーにして反対運動を展開してきた。
    それは、この場所こそ、波佐見になくてはならない音楽の聖地だと認識しているからに他ならない。
    実際に、あのハウステンボスの設計に携わった建築家も、
    世界的に著名な音楽家も、この講堂の価値が余りにも高いことに驚嘆し、現代には作り得ないものだと絶賛している。
    安全面に問題があるからとの理屈はともかくとも、
    原型に下手に手を加えてしまえば、その価値はゼロになってしまうとも限らない。
    立石さんは、それを絶対にやめさせて、1人でも多くの人々が音楽に触れられる場所として、
    この講堂を残していかなければならないという強い使命感を抱いていらっしゃる。

    私は、Dougでこのお話しを立石さんから聞いた後に、
    その想いに胸がいっぱいになって、翌日思わず携帯に入っていた一瀬町長の携帯電話を鳴らした。
    そして、その夜お酒の勢いを借りて、
    波佐見の音楽文化を高めているDougの立石さんと、
    じっくり講堂利用方法について会話をしてもらえないかと町長に直談判したのだった。

    私は、ブルーノートに一度連れて行かれた程度の、
    にわかなジャズ鑑賞者であり、その素晴らしさの一端に触れた程度である。
    しかし、その即興が織り成すサウンドは、
    音楽を知らない人をも惹きつけるパワーを持っていることは、
    多少なりとも楽器をやっていた私は心に響くものがあったことから、痛感している。

    Dougにも、毎晩のように、歴史あるジャズサウンドのレコードやCDを
    楽しみにいらしている年配の方が多数集われている。
    田舎では、移動せずに、沢山のお金を掛けずに、
    精神的な満足感を満たせる場所は非常に限られている。
    そんな貴重な存在を波佐見で楽しめるのに、一部の人だけにとっておくのは本当に勿体無い。

    5月17日には、復興支援チャリティーとして、
    講堂にてマンドリン、チェロ演奏とともに、ジャズバンドのライブも実施される。
    http://www.geocities.jp/kiln_muq/kodo.html

    波佐見にDougというジャズの拠点であるカフェバーの存在を知らない人も、
    是非ともこの機会を契機に音楽文化の雰囲気を味わって欲しいと心から願っている。

    私は、東京都北区にて生活をしているけれども、
    波佐見のDougのような雰囲気のバーを近くに見つけたことはない。
    3000枚以上のレコードが所狭しと並んでいる波佐見の音楽の殿堂を
    少しでも多くの方に知ってほしくてダラダラと書き連ねてしまいました。


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    長崎県東彼杵郡波佐見町折敷瀬郷1767